ページ数が多い本であっても重要なことはごく一部。
その見つけ方を知ると、どんな本でも読めるようになりますよ。
今回は、「ページ数の多い本が読めない…」「集中力が切れてしまう…」というあなたのための【フィルターノート読書術】を紹介します。
こんな人におすすめ
- ページ数が多い本を読めない人
- 読書をすると眠くなってしまう人
- 本に書いてあることを理解できない人
それでは、ここから具体的に【フィルターノート読書術】について、説明していきます。
モチベーション紳士の読書動画がおすすめ
モチベーション紳士さんは、30万人以上のファンを抱えるビジネス系人気youtuberの一人です。
顔出しを一切せず、動画公開のペースもそれほど多くないにも関わらず、「勉強になる!」「分かりやすい!」「内容が濃い!」と評判で、人気上昇中のチャンネルです。
私自身もモチベーション紳士さんのチャンネルは登録済みで、いくつか動画を拝聴し、勉強させてもらっています。
すごく丁寧で、分かりやすく作られているので、動画で語られている内容だけではなく、物事の要約方法や伝え方についても非常に参考になります。
それと、声がイイですw
人気youtuberが実践している読書法
そんなビジネス系で人気のyoutuber・モチベーション紳士さんが実践している読書法があります。
それが「フィルターノート」というものを使った読書術です。
【読書法】本が苦手な人のための読書術(長さ:9:26)
モチベーション紳士さんの動画「【読書法】本が苦手な人のための読書術」を1枚の画像にまとめてみました。
下の図を見ながら動画を見ると、より理解しやすくなると思いますので、よろしければ参考にしてください。
読書の目的は3種類
モチベーション紳士さんによると、読書の目的は大きく分けて以下の3種類になります。
読書の目的
- ただ単に読書を楽しむため
- 本から必要な情報を得るため
- 情報を取捨選択する力&本質を見抜く力をつけるため
今回の動画では、3番目の「情報を取捨選択する力&本質を見抜く力をつけるため」に絞った話になっています。
1番目の「ただ単に読書を楽しむため」は小説のような本のことになりますので、話が違ってきます。
2番目の「本から必要な情報を得るため」というのは、3番目を実行することで自然に達成できる項目になります。
ビジネス書を読む上で大切な意識「本は読むものではない」
本だから「読もうとする」のは当たり前なんじゃ…。
まさに、この意識の持ち方が「読書が続かない…」「読書しても身につかない」といった悩みの解決につながります。
「本は読むものではなく、情報を抜き取るもの」とはどういう意味か?
「本は読むものではなく、情報を抜き取るもの」という言葉の意味を理解するには、本の情報の構成を知る必要があります。
本の情報の構成
本の中の重要な情報は全体の10%程度しかない
たとえば、100ページの本があったとすると、その中で重要な情報は10ページ程度のみ、ということです。
これは私の実体験としても非常に共感できる部分ですし、多くの読書家も同じようなことを言っています。
本の著者は、言いたいことを分かりやすく伝えるために、多くの事例やたとえ話、自分の体験談などを紹介していることが多いです。
しかし、この事例などの話は、本質を分かりやすく伝えるための飾りであり、「話の本質」ではありません。
ですので、ビジネス書などの何かを学ぶという目的の「読書」は、自分のフィルターを通して、10%の重要な情報をこしとる作業なのです。
読書における「自分フィルター」とは?
ここで言う自分フィルターとは、「自分が手に入れたい情報」や「自分が感じた疑問点」などのことです。
自分フィルターとは?
「自分が手に入れたい情報」や「自分が感じた疑問点」など
たとえば、あなたが「挫折しないで読書を続けられる方法を知りたい」という思いがあったとします。
それが「自分フィルター」です。
ビジネス書を読み進めるときに、漠然と文章を目でなぞるのではなく、「挫折しないで読書を読む方法」が書かれてある場所を探しながら読むのです。
または、本の中で「あれ?これはどういうことだろう?」という疑問が生まれたとします。
これも「自分フィルター」です。
同じように、その疑問の答えが書かれてある場所を探しながら読むことで、本に書かれてある重要な10%を抜き取る近道になります。
読書で挫折してしまう原因
読書で挫折してしまう原因は大きく分けて以下の2つになります。
読書の挫折の原因
- 内容が難しすぎる
- 情報量が多すぎる
ほとんどの場合は、「2.情報量が多すぎる」に当てはまります。
たとえば、「1章だけなら理解できるけど、本全体になると分からなくなる」という状態です。
これを解決するには、本に書かれてある大量な情報から、不要な情報を徹底的に捨てればOKです。
そして、不要な情報を捨てるのに役立つのが「フィルターノート」というノート術&読書術です。
情報量が多い本が読めるようになる「フィルターノート」とは?
フィルターノートの方法は、すごくシンプルで、たったの2ステップだけです。
フィルターノートのSTEP1
ポイント1
大事だと感じた内容を軽い気持ちでメモする
フィルターノートの最初のステップは、言葉の通り「自分が大事だと感じた内容を軽い気持ちでメモする」ことです。
ここでのポイントは「軽い気持ち」という部分だと思います。
読書を挫折してしまう人は「本の内容をきれいにまとめようとする」傾向があります。
きれいにまとめようとすると、インプットをしながら一生懸命考えないといけないため、脳がパンクしてしまいます。
ですので、このときは理解できていなくてもいいので、軽い気持ちでメモをしていきましょう。
あくまでSTEP1の目的は、大量の情報から不要な情報を削ることです。
メモをする内容としては、「気になった部分の内容」「そのページ番号」「自分の感じた疑問点」です。
メモする内容
- 気になった部分の内容
- そのページ番号
- 自分が感じた疑問点
結果、ノートには重要な情報と自分の疑問点だけが残っていきます。
STEP1の2つ目のポイントとしては、1章を読み終えた段階で一度立ち止まること。
ポイント2
1章を読み終えた段階で一度立ち止まること
1章ごとに立ち止まって、フィルターノートを読み返しましょう。
すると、
メモする内容
- 何が分からずにつまづいているのか?
- 何を理解しなければならないのか?
が整理できます。
結果、「何が分からないか分からなくて、もはや何も分からない」という、「挫折で一番多いパターン」を防ぐことができます。
フィルターノートのSTEP2
ポイント
「結局どういうこと?」を自問する
STEP2では、「結局どういうこと?」と自問をして、自分なりに解釈します。
この自問自答を行うことで、本質を見抜く力を養うことができます。
また、STEP1で書いているメモを見れば、自分が分からなかった部分が一目瞭然ですので、そのページに戻り、もう一度読み返すことを行います。
こうして、1章ずつ理解できないことを潰していき、2章に進み…、3章に進み…と繰り返していくことで、ページ数が多いビジネス書でも理解することが可能になります。
私のフィルターノートの実践方法
私は、モチベーション紳士さんの動画を見て、実際にフィルターノート読書術を実践しています。
私の場合は、紙のノートではなくEvernoteというアプリを使っています。
関連リンク メモアプリ「Evernote」
↑このメモは、飯髙 悠太さん(@yutaiitaka)の本「僕らはSNSでモノを買う」を読書している際のメモです。
おすすめの本
「SEOだけに頼りたくない!」「新しい集客方法を勉強したい!」というWebディレクターさんにオススメの本です。
UGC(User Generated Contents:ユーザー生成コンテンツ)の増やし方が非常に参考になります!
また、読書ノートをメモするときは、C101PAというChromebookを使っています。
読書メモには1kg以下のChromebookがおすすめ
私が実際に読書メモをするときに使っているガジェットがすごくちょうど良いので紹介します。
私は、読書メモをするときに、紙のノートでもなく、スマホでもなく、Windowsパソコンでもなく、10.1型のChromebook「C101PA」を使っています。
これまでに、iPadやスマホ、タブレット×ワイヤレスキーボードなど、様々な方法を試してきましたが、どれもしっくり来ませんでした。
そんなときにやっと出会えたのが「C101PA」で、読書メモをとるガジェットとしては最高です。
C101PAはこんな人にオススメです。
こんな人にオススメ
- PCでメモするのは面倒
- スマホは画面が小さくて操作しにくい
- 紙のノートは手が疲れるし、データ化できないので不便
Chromebookの「C101PA」なら、上記の3つの問題をすべて解決できます。
そもそも、Chromebookとは、Googleが開発したChromeOSというOSがインストールされた安価なPCです。
私が購入したC101PAは35,000円~45,000円くらいで購入できます。
Chromebook「C101PA」の特長は、
「C101PA」の特長
- 起動が爆速!(スマホと同じ)
- 動作がサクサク!
- 価格が安い!
- 片手で余裕で持てるくらい軽い!(たったの898g)
- バッテリーは9時間も持つ!
- ネットワークがなくても使える(オフラインOK)
です。
いつでもどこでも持ち歩くことができ、メモしたいと思ったときに、サッと使えるので、非常に重宝しています。
Evernoteやスプレットシートなどのアプリはオフラインでも使えますので、ネットワーク環境がなくても大丈夫というところも魅力でした。
読書メモをデジタルに、気軽に、サクッと作りたい!という方には、おすすめのガジェットです。
フィルターノート読書術のまとめ
ここでもう一度、モチベーション紳士さんの「フィルターノート読書術」の動画をまとめた図を掲載しておきます。
どのように読書をすればよいのか、忘れてしまったら、この図をパッと見て、思い出してくださいね。