私が実践している長文のネット記事から要点を短時間で掴む方法を紹介します。
前提条件は以下のとおりです。
長文記事を短時間で読む前提条件
- PCでの操作(今回、スマホでのニュース閲覧は考慮しません)
- ブラウザはChrome
- 「SEO META in 1 CLICK」という拡張機能を使う
長文のネット記事から短時間で要点を掴む方法は「見出しだけを読む」
長文のネット記事から短時間で要点を掴む方法の結論を言います。
それは、まずは「見出し」だけを見るです。
過去の記事で効率的な読書術として「つまみ読み読書術」を紹介しましたが、ブログ記事やネット記事を読む際にも「つまみ読み」を応用することができます。
「見出し」だけをざっと見て、欲しい情報が書かれてありそうな部分に目星をつけます。
そして、集中的に読む。
読んでみて面白ければ、その前後のブロックも読むというやり方です。
目次機能がないブログ記事もある
最近では多くのブログで記事の冒頭にリンク付きの「目次(INDEX)」を設置しています。
その場合は、その目次を見ればよいのですが、私が日々チェックしている媒体には目次がなかったり、あったとしてもH2のみ(H3以下は目次からは除外されている)の記事も多くあります。
よくチェックしている媒体
目次機能がない場合は、Chromeの拡張機能である「SEO META in 1 CLICK」を使うと便利です。
目次機能がないブログでも大丈夫「SEO META in 1 CLICK」が便利
「SEO META in 1 CLICK」というChromeの拡張機能は、競合サイトの「Title」や「Description」などのmeta情報のチェックに使ってる、という方が多いかもしれません。
ライバル記事のチェックとしても非常に便利な拡張機能なのですが、長文記事の概要把握としても非常に役立つんです。
インストール
ボタン1つで記事の見出し一覧(文章構造)を表示してくれる
「SEO META in 1 CLICK」を使うと、閲覧中の記事の見出しタグ(H1、H2、H3など)の内容をまとめて表示してくれます。
使い方は簡単で、「SEO META in 1 CLICK」をChromeにインストールしたあと、ツールバーにある赤色の「SEO META in 1 CLICK」ボタンを押すだけでOKです。
「SEO META in 1 CLICK」の使い方
たとえば、「【フィルターノート読書術】本は読むものではない!情報を抜き取るもの(図解あり)」という記事の見出し一覧を「SEO META in 1 CLICK」を使って表示させてみます。
記事をブラウザで開いている状態で「SEO META in 1 CLICK」のクリック。
すると下図のようなウィンドウが表示されますので「HEADERS」というタブを選択してください。
このように簡単に記事の見出し一覧(文章構造)を表示させることができ、記事の内容をざっくり把握することができます。
まずはこの機能を使って見出しだけを見ることで、長文のネット記事から短時間で要点を掴むことができます。
以上です。
「HeadingsMap」という拡張機能もおすすめ
同じように、文章構造を簡単に把握することができる拡張機能としては「HeadingsMap」もおすすめです。
「HeadingsMap」の場合は、画面の左側に見出し一覧(文章構造)が表示されます。
レイアウト的にこちらの方が好みという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インストール
関連リンク 「HeadingsMap」のインストールはこちら
「SEO META in 1 CLICK」のその他の機能
せっかくなので「SEO META in 1 CLICK」が持つその他の機能についても簡単に紹介します。
Summary:概要把握
「SUMMARY」タブでは、閲覧中の記事に設定されている「Title」や「Description」「Keywords」などを確認することができます。
ソースを見ればいいじゃん、という声もありそうですが、ソースを見るよりも断然早いです。
HEADERS:見出し一覧
「HEADERS」タブでは、さきほども説明した通り、記事の見出し一覧(文章構造)を確認することができます。
競合サイトが見出しタグにどんなキーワードを入れているのかを分析するときに役立ちます。
Images:画像一覧
「Images」タブでは、記事中に設定されている画像の「ALT」や「Title」の内容を把握することができます。
競合サイトのALTを分析したり、自分のサイトのALT設定忘れを確認するときに役立ちます。
LINKS:リンク設定チェック
「LINKS」タブでは、記事中に設定されているリンクの内容を確認することができます。
Social:SNS関連のチェック
「Social」タブでは、主にOGP(Open Graph protocol)の設定内容を確認することができます。
SNSでシェアされたときにどんな文言、どんな画像が表示されるかを確認する時に便利です。
まとめ
今回は、私が実践している長文のネット記事から要点を短時間で掴む方法を紹介しました。
まずは記事の見出しだけを見ることで、必要な情報がどのあたりに書いてあるかの目星をつけることをオススメします。
もう一つやることがあるとすれば、テキストエディタ(メモ帳など)にメモをとりながら記事を読むということです。
テキストエディタに気になる見出しのテキストをコピーしておき、その下に、記事の「解」になりそうな部分や気になったフレーズを貼り付けていきます。
この作業をする理由は、(たとえ短くても時間を使って)記事を読んだのだから、なにか1つでも持ち帰りたい、という欲です。
記事の全部を覚えるのではなく、このあと誰かに1つだけ話ができるようになっていればOKという感覚で取り組んでいます。
また、そのメモ書きを眺めることで、この記事に書いてあったことのコアな部分を一度考える…というようなことをするときもあります。
『メモの魔力(前田裕二著)』で言うところの「抽象化」という作業に近いかも知れません。
ネット記事を読む際の参考になりましたら幸いです。