愛媛の銘菓、一六本舗の一六タルトはなぜ、ロングセラーとして愛され続けるのか…。
その秘密は、一六タルトの製法へのこだわりが受け入れられているからなのかもしれません。
一六タルトのロングセラーに全国が注目!
一六本舗の一六タルトは、ロングセラー商品として人気経済番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」に取り上げられるほどです。
盆の入りの今日と明日は「ロングセラー研究所 お盆スペシャル」として、長く愛されている郷土銘菓の定番品を2夜連続で紹介します。今夜取り上げるのは「タルト」。といっても、フルーツがのった洋菓子ではありません。タルトの老舗・一六本舗に、歴史やこだわりの製法を聞きます。お楽しみに!#wbs pic.twitter.com/53KTg8iOZz
— WBS(ワールドビジネスサテライト) (@wbs_tvtokyo) 2018年8月13日
地方でも、わざわざバックナンバーを有料課金で見ているサラリーマンが結構いますよ。
一六タルトの製法へのこだわり
一六タルトは、1647年、久松家初代松山藩主・松平定行公がポルトガル人から教わったものとして知られています。
つまり、「洋菓子」であるはずなのですが、一六タルトは「和」に強いこだわりを持って製造しています。
皮むきあずきのみを使用
一六タルトの主役と言っても過言ではないと思いますが、「餡」の部分は口当たりをなめらかにするために、皮をとったあずきのみが使われています。
そして、この餡、つまり「和」の部分に調和させるために、生地部分にはいっさい「洋」の要素を使っていません。
”飽き”の来ない生地
「洋」の要素とは、すなわち、「バター」と「油」です。
本来、このような生地を生成する場合は、ふわふわ感を出すために「バター」を使いたくなるところですが、一六タルトでは「バター」と「油」を一切使わず、たまごと砂糖と小麦粉だけを使っています。
こうすることで、食べ飽きが来ず、こだわって作った「餡」との調和が絶妙になります。
洋菓子でのバターの役割の一つに「生地をふわふわにする」ということがあります。
一六タルトではバターを使わずに、焼き方の工夫で生地の「ふわふわ感」を実現していると思われます。
ロングセラーの秘密
一六タルトが愛媛の人々に愛され続ける理由は、「飽きがこない」こだわりの製法にあるのではないでしょうか。
私も実際に食べてみましたが、味がしつこくなく、柚子のさわやかな風味が口の中に広がりました。
お茶や珈琲との相性が最高ですね。
ちなみに、一六タルトには、四国特産の柚子を使っています。
一六タルトを食べようと口に近づいた瞬間、新鮮な柚子の香りがふわぁ~と広がるのを感じることができます。
この香りや味わいが、手にとってもらわないと伝わらないというのが非常にもどかしいですね。。。
最後に
一六タルトのロングセラーの秘密は、「飽きが来ない」こだわりの製法にあるように感じます。
甘すぎず、薄すぎず。
固すぎず、やわらかすぎず。
高すぎず、安すぎず。
全体的にほどよいバランスが絶妙な和菓子です。
是非一度、手にとって見てください。
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